その先へ
終わる事ない黒い排気の海の
ガレキの欠片 埋まる心の
細い影に重なる 途切れた音の
その先を
ボクら毎日繰り返す 当然だろう 現れる5分
歩道橋でしか渡れない道を横切り 反抗しても
自分サイズの日常で 隣の人の声を聞いて
目には見えない空洞の 吐息はせまる 眠りの中
物は壊れる一瞬で
全て失くした空の下
苦しまぎれに生きるのは
終わりと始まり知りたいから
キミの心の中で生まれる意志の
雲と鳥の隙間でうごめく風の
その先を
頭の中でつぶやいて 口にするのも動くのも
全てはボクが決める事 ボクは選んで手に入れたい
誰のせいにもできない事
誰を責めても戻らない物
悔し涙が続く道
遠くで誰かの声が響く
想い続けた願い ふさいだ後の
怒りにまかせ叫ぶ祈りの言葉と
愛するキミの手を握り締め 上がる温度の
抱き締め合う力が変える未来の
その先へ
その先へ